以前寄付した返礼品や、お気に入りに入れていた返礼品を探したら、見つからない、または寄付額や内容量が変わっていた。2026年10月1日以降、そんな経験をした方に向けて、代わりの返礼品の探し方と、申し込む前に確認しておきたい点をまとめました。内容は、総務省・各ポータルサイトの公式の案内をもとにしています(2026年10月1日時点で確認した範囲です)。
結論:まず押さえておくこと
- 2026年10月1日からの返礼品の基準の見直しに合わせて、一部の返礼品は、掲載の終了や寄付額・内容量の変更が起きている場合があります。
- 代わりを探すときは、「同じ自治体のほかの返礼品」と「同じ品目のほかの自治体の返礼品」の2方向から探すと見つけやすくなります。
- 掲載されていても、寄付額や内容量が以前と違う可能性があります。発送時期なども返礼品ごとに異なります。申し込む直前に、掲載ページの内容を確認してください。
- 寄付する人の控除の手続きについて、今回の見直しで変わったという一次情報は、確認できていません。
なぜ返礼品が終了・変更になることがあるのか
2026年10月からの見直しは、主に寄付を受ける自治体側の基準に関するものです。総務省の報道資料では、今回の改正は令和8年(2026年)10月から開始する指定対象期間に係る指定から適用され、主な内容は「募集費用の透明化」と「地場産品基準の明確化」とされています(総務省 報道資料「ふるさと納税の指定基準の見直し等」令和7年6月24日)。
返礼品に関わる部分について、ふるさとチョイスは公式ページで次の3点を挙げています(ふるさとチョイス「2026年10月の制度変更に伴うお礼の品への影響」)。
- 付加価値基準:価格をもとに算出することが原則となり、製造などを行う事業者が、価値の過半が区域内の工程で生じていることを証明する
- 調達費用の妥当性確保:合理的な理由なく、事業者が一般に販売する通常の販売価格(小売価格)に比べて高額で調達することがないようにする
- 広報目的基準:自治体が広報の目的で自ら調達・配布・販売した実績があることなどが要件になる
こうした基準の見直しにより、一部の返礼品が掲載終了になる可能性があると、ふるさとチョイスは案内しています。ふるなびは掲載終了や寄附金額の変更の可能性を、楽天ふるさと納税は取り扱い終了のほか、寄付金額や内容量が変更となる返礼品が生じる可能性を案内しています(ふるなび「【重要】2026年10月1日(木)以降のふるさと納税制度変更に伴う、返礼品への影響に関する重要なお知らせ」、楽天ふるさと納税「2026年10月より、制度の一部が変わります」)。
どの返礼品が、どの理由で終了・変更になったかは、自治体と返礼品ごとに異なります。この記事では、特定の返礼品が終了したかどうかには触れません。見直しの全体像は、ふるさと納税、2026年10月から何が変わる?寄付する人への影響をやさしく解説で解説しています。
見つからない返礼品の代わりを探す3つの方法
1. まず、以前の情報を手元で確かめる
探したい返礼品の自治体名と品名が分からなくなっていたら、ポータルサイトの履歴から確かめます。
- ふるさとチョイス:お礼の品は、各ページのハートマークでお気に入りに登録できます。未ログインでは6個まで、会員ログイン後は上限がなくなります(ふるさとチョイス FAQ「お気に入りの登録/追加/削除」)。過去の寄付は、ログインして申し込んだものがマイページの「寄付履歴」に年ごとに表示されます。ログインせずに申し込んだ場合は履歴に反映されないため、申込完了のメールで確認します(ふるさとチョイス FAQ「寄付履歴の確認方法/保存方法」)。
- ふるなび:「お気に入り」「カート」「ふるなび寄附受付履歴」に登録された品が、見直しの影響を受ける可能性があると案内されています(ふるなびのお知らせ)。
- 楽天ふるさと納税:「買い物かご」と「お気に入り」を確認するよう案内されています(楽天ふるさと納税のお知らせ)。
さとふる・au PAY ふるさと納税など、ほかのポータルサイトの画面や名称はサイトごとに異なります。各サイトのヘルプやFAQで確認してください。
なお、ふるさとチョイスは、お気に入りリストや寄付カート内の品に加え、過去に寄付したことのある寄付履歴にある品も、掲載終了などの影響を受ける可能性があると案内しています(ふるさとチョイス公式)。このページでは2026年9月30日までの確認を呼びかけていました。10月1日以降に探して見つからなかった場合は、この影響を受けた可能性があります。
2. 同じ自治体の、ほかの返礼品を見る
その自治体を応援したくて選んでいた場合は、自治体名で検索して、同じ自治体のほかの返礼品を見てみます。掲載内容は自治体ごとに異なるため、一覧の中から、品目・内容量・発送時期を見て選びます。
3. 同じ品目の、ほかの自治体の返礼品を探す
品物そのものが目当てなら、米・肉・果物など品目名で検索して、ほかの自治体の返礼品を見ます。比べるときは、寄付額だけでなく、次の点をそろえて見ると違いが分かります。
- 内容量(グラム数・個数・回数)
- 発送の時期・回数(定期便かどうかも含めて)
- 申込みの数量や期間の制限
寄付額や内容量は、見直しにあわせて変わっている可能性があります。以前の記憶と比べるのではなく、いま表示されている内容で比べてください。検索条件の絞り込みや並び替えの項目は、ポータルサイトによって異なります。
例として、楽天ふるさと納税で牛肉を探したときの返礼品の一つです。内容量・発送時期・申込みの制限は、掲載ページで確認してください。
佐賀牛 すき焼き 2種 食べ比べ400g 〜 1200g 佐賀県 鹿島市
寄付額を決めるときは、先に控除上限額の目安を確認しておくと選びやすくなります。調べ方はふるさと納税の控除上限額を調べる方法で解説しています。
代わりの返礼品を探せるポータルサイトの一つに、次のサービスがあります。
申し込む前に確認したいこと
掲載されていても、内容が変わっていることがある
ふるなびは寄附金額の変更、楽天ふるさと納税は寄付金額や内容量の変更が生じる可能性を案内しています(各社のお知らせは前掲のとおり)。以前と同じ名前の返礼品でも、寄付額や内容量が変わっていることがあります。発送時期や数量の制限なども返礼品ごとに異なるため、申込みボタンを押す前に、掲載ページの最新の内容を確認してください。代わりの返礼品をレビューで比べるときの見方は、ふるさと納税の返礼品レビューの見方と、選ぶときによくある失敗で解説しています。
申し込み済みの寄付で気になることがあるとき
すでに申し込んだ返礼品の発送時期や内容に不安がある場合は、寄付先の自治体、または申込みをしたポータルサイトのお問い合わせ先に確認します。
控除の手続きは、返礼品の見直しとは別の話
ワンストップ特例制度や確定申告、控除上限額の考え方について、2026年に変更されたという一次情報は、編集部では確認できていません(2026年10月1日時点)。返礼品が変わっても、手続きの流れは、ふるさと納税、初めての会社員が知っておきたい一連の流れで紹介した内容を基本に、最新の情報は国税庁・総務省・お住まいの自治体の案内で確認してください。
まとめ
見直し後に返礼品が見つからないときは、ポータルサイトの履歴やお気に入りで元の情報を確かめ、同じ自治体、同じ品目の順に探すと見つけやすくなります。見つかった返礼品は、寄付額・内容量・発送時期などを申し込む直前に確認しましょう。見直しの全体像はふるさと納税、2026年10月から何が変わる?、年末の支払いの基準は一連の流れの記事、寄付額を決める前の確認は控除上限額を調べる方法をご覧ください。


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