年末に最後の寄付をする前に、今年の寄付の合計と、寄付先の自治体の数を確かめたい会社員の方に向けた記事です。複数のポータルサイトを使っていると、合計が分からなくなりがちです。この記事では、2026年10月に確認できた公式の案内の範囲で、サイトごとの寄付履歴の場所と、合計・自治体の数の出し方を整理します。個別の税額の計算や、寄付額の指図は行いません。サイトを使うときの全体の注意は、ふるさと納税で複数のサイトを使うときにまとめています。
結論:まず押さえておくこと
- 確かめるのは2つです。今年の寄付の金額の合計と、寄付先の自治体の数です。同じ自治体への複数回の寄付は1自治体として扱う、という自治体の案内があります。
- 寄付履歴は、使ったサイトごとにあります。楽天・au PAY・ふるなびの履歴の場所は、公式の案内で確認できました。画面の名前は変わることがあります。
- サイトを通さず自治体に直接寄付した分は、サイトの履歴を見ても分かりません。自治体から届く寄附金受領証明書などで確かめます。
- 履歴に出ていても、決済が済んでいるとは限りません。年内の寄付に数えられる基準は支払い方法で違い、楽天ふるさと納税は決済が完了した時点としています。
なぜ、合計と自治体の数を確かめるのか
理由は2つあります。1つ目は、控除される税金の金額が、寄付金の合計額に基づいて算出されるからです。au PAY ふるさと納税は、「複数の自治体に寄附を行った場合、寄附金の合計額に基づいて控除される税金の金額が算出されます。」と案内しています(au PAY ふるさと納税 よくある質問)。サイトを分けて寄付した場合の考え方は、ふるさと納税で複数のサイトを使うときで整理しています。上限額の目安の調べ方は、ふるさと納税の控除上限額を調べる方法で解説しています。この記事では金額の計算はしません。
2つ目は、確定申告が不要な給与所得者がワンストップ特例を使えるのは、寄付先が5団体以内の場合に限られるからです。国税庁は、「確定申告が不要な給与所得者の方については、ふるさと納税先が5団体以内の場合に限り、ふるさと納税先団体に申請することにより、この寄附金控除を受けることができます。」と説明しています(国税庁「No.1155 ふるさと納税(寄附金控除)」)。港区は、「1つの自治体に複数回寄附をしても、「1自治体への寄附」扱いとなります。」と案内しています(港区「ふるさと納税ワンストップ特例申請書」)。6自治体以上になった場合は、寄付先が6自治体以上になったらどうなる?を読んでください。
サイトごとの寄付履歴の場所(2026年10月時点)
2026年10月に公式ページで確認できた3つのサイトを挙げます。
楽天ふるさと納税
楽天ふるさと納税の「寄付の流れ」のページには、マイページについて「ログインすると、現在の寄付状況や寄付履歴を確認できます」とあります(楽天ふるさと納税 寄付の流れ)。同じ箇所には、リンク先として「寄付履歴一覧」と「楽天以外での寄付状況」の2つが示されています。
よくある質問には、「マイページの寄付履歴に、楽天以外での寄付を追加された方は、証明書データと差が発生します。」とあります(楽天ふるさと納税 よくある質問(税金の控除))。マイページの合計と、楽天が発行する証明書の金額が違って見えるときは、楽天以外の寄付を足していないかを見てください。
au PAY ふるさと納税
au PAY ふるさと納税のよくある質問では、寄附履歴の確認先について「au PAY ふるさと納税→マイページからご確認頂けます。」と案内されています(au PAY ふるさと納税 よくある質問)。au PAY マーケットのお買い物履歴には反映されない、という注意も添えられています。
ふるなび
ふるなびのお知らせには、「寄附受付履歴」のページで、「各寄附申し込みの決済状況ステータスをご確認いただくことをお勧めいたします。」とあります(ふるなびのお知らせ(寄附申し込み状況の確認方法について))。
上の3つ以外のサイト
上の3つ以外のサイトについては、画面の名前と場所を、この記事を書いた時点で公式の案内から確認できていません。それぞれのサイトのマイページ(ログイン後の画面)に寄付の履歴があるかどうかを、サイトのヘルプやよくある質問で確かめてください。
合計と自治体の数の出し方
使ったサイトの履歴を、1つのメモに書き出して数えます。手順は次のとおりです。
- 今年(2026年1月1日から12月31日)に寄付したサイトを、申込完了メールなどを手がかりに洗い出す
- サイトごとに寄付履歴を開き、寄付した日・寄付先の自治体・金額・決済が済んでいるかを書き出す
- 金額を全部足す(これが今年の寄付の合計)
- 自治体名を並べ、同じ自治体はまとめて数える(これが寄付先の自治体の数)
書き出すのは、寄付した金額です。返礼品の内容や、控除後の自己負担の額は、ここでは書きません。メモの形の例を示します。次の表の自治体名と金額は、数え方を見せるための架空の例で、実在の寄付ではありません。
| サイト | 寄付先の自治体 | 寄付した日 | 金額 | 決済 |
|---|---|---|---|---|
| サイトX | 自治体A | 5月10日 | 10,000円 | 済 |
| サイトY | 自治体A | 11月3日 | 8,000円 | 済 |
| サイトX | 自治体B | 7月20日 | 15,000円 | 済 |
| 自治体へ直接 | 自治体C | 9月1日 | 12,000円 | 済 |
| 合計 | 自治体A・B・C | 45,000円 |
この架空の例では、金額の合計は45,000円、寄付先の自治体の数は3です。自治体Aには2回寄付していますが、自治体の数では1と数えます。
数えるのは寄付先の自治体の数なので、この記事の表では、サイトが違っても同じ自治体は1つとして書いています。ただし、サイトをまたいだ場合を名指しで説明した公的な案内は、この記事を書いた時点で確認できていません。迷うときは、寄付先の自治体に確認してください。
寄付先を選ぶときに使えるポータルサイトの一つに、次のサービスがあります。
サイトを使わずに寄付した分も忘れずに数える
自治体へ直接寄付した分など、ポータルサイトを通さない寄付は、サイトの履歴を見ても分かりません。楽天のマイページには「楽天以外での寄付状況」の画面もありますが(前の項を参照)、使い方は楽天の案内で確かめてください。
確かめる手がかりは、寄附金受領証明書です。au PAY ふるさと納税は、「寄附金受領証明書は多くの場合、返礼品とは別に寄附先の自治体から寄附者の住所宛に送付されます。」と案内しています(au PAY ふるさと納税 よくある質問)。紛失したときについては、「この受領証明書を紛失してしまった場合は、再発行が可能かどうか、ふるさと納税先の各自治体へ電話でご連絡いただけますでしょうか。」と案内されています(同上)。手元の受領証明書を、メモの表に書き写した寄付と照らしてください。
楽天ふるさと納税は、同サイトが発行する寄附金控除に関する証明書について、「楽天ふるさと納税で行った寄付のみが記載されます。」と答えています(楽天ふるさと納税 よくある質問(税金の控除))。楽天以外の分は、その証明書には載りません。
履歴に出ていても、決済が済んでいるとは限らない
寄付履歴に載っている寄付が、決済まで終わっているとは限りません。サイトによって、履歴の表示と決済の状況の関係は違います。
ふるさとチョイスは、ログインして寄付した場合は、決済の有無にかかわらずマイページの寄付履歴に反映されると案内しています(ふるさとチョイス公式FAQ(寄付申込後の変更/キャンセル))。ふるなびのお知らせは、決済状況が決済未確認と表示された寄附は、申込日時から1時間が経つと自動的にキャンセルされる、と説明しています。
年内の寄付に数えられる日の考え方は、支払い方法で違います。くわしくはふるさと納税は12月31日に間に合う?で、申し込み後に間違いに気づいたときの確認先はふるさと納税の申し込みは取り消せる?で解説しています。
履歴に寄付が出てこないとき
楽天ふるさと納税で、寄付履歴に寄付が反映されない場合の公式の説明は、この記事を書いた時点で、よくある質問や寄付の流れのページから見つけられませんでした。そのため、原因は書きません。申込完了のメールが届いているかを確かめたうえで、申し込んだサイトのヘルプや問い合わせ窓口に確認してください。
ポータルサイトには、ほかに次のサービスもあります。
まとめ
今年の寄付の合計と、寄付先の自治体の数は、使ったサイトの寄付履歴を書き出して確かめます。楽天・au PAY・ふるなびの履歴の場所は公式の案内で確認でき、ほかのサイトはヘルプで確かめます。自治体へ直接寄付した分も、受領証明書などで忘れずに足します。履歴に出ていても決済が済んでいない寄付がありうるので、決済の状況もメモに残します。複数のサイトを使うときの注意はこちらの記事、上限額の目安の調べ方はこちらの記事をご覧ください。


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